僕はアンティークが結構好きだ。
その中でも特に企業ノベルティーモノがとりわけ好きである。
理由はわからないけれど、おそらく日常的なリアリティのあるプロダクトデザインが好きなんだと思う。
フランスのタバコブランドGITANESの灰皿は、
そんな僕の「好き」をアイコンにしたようなアイテムである。
GITANESは20代前半の頃、僕はずっと吸っていた。
とにかくパッケージのデザインが秀逸だが、とにかく臭く、いかにも身体に悪そうなタバコで、スタイルの為に無理やり吸っていた記憶がある笑
セルジュゲンズブールが愛用していたタバコとして有名で、タバコ=かっこいいというイメージの元ネタのような代物である。
ところで、この灰皿はGITANESでありながら、カラーリングがゴロワーズブルーであるという点が気に入っている。
ちなみにゴロワーズとは、フランスでGITANESと並ぶ代表的なタバコである。
つまりこの灰皿のデザインを分かりやすく表現すると、
阪神タイガースグッズなのにカラーリングがオレンジ色というようなモノなのである。
そんな不条理なところが
さすがは実存主義の国フランスという事なのだろうか笑